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空襲で消えた幼い命 初の調査 [ニュース]

空襲で幼い命犠牲多数、初の年齢別調査で判明
読売新聞 3月7日(土)9時14分配信

空襲で幼い命犠牲多数、初の年齢別調査で判明

 太平洋戦争中の東京への空襲で、年齢が判明している犠牲者約1万7000人について精査した結果、

2歳児の481人をはじめ、1~4歳の乳幼児が年齢別の死者数で上位を占めることが、「すみだ郷土文化資料館」(東京都墨田区)などの調査でわかった。

 年齢別の犠牲者数の内訳が、東京の空襲に関して明らかになるのは初めて。

自力で逃げることができない幼子たちが、なすすべもなく犠牲になった空襲の実態を物語る。

 都などは1951~55年、遺族の申告などを基に約3万人分の犠牲者名簿を作成。

その原資料が2001年に見つかり、同資料館など都内の4資料館の学芸員らが、年齢が判明している1万7294人分を精査した。

 年齢別のデータで、最も犠牲者が多かったのは2歳の481人。

次いで3歳447人、1、4歳が各440人で、1~4歳の乳幼児で全体の1割強を占めた。

 国民学校初等科(現・小学校)入学後の犠牲者は減り、特に10歳は145人、11歳は156人で、60歳未満の各年齢の中では0歳の142人に次いで少なかった。

3~6年生は地方へ学童疎開しており、犠牲者が少なくなったとみられる。

一方、6年生に相当する12歳は244人に増加。

1945年3月10日の東京大空襲では、卒業式のために都内に戻ってきた児童たちも犠牲になったとの従来の証言が裏付けられた。

 また14歳は401人で、1~4歳に次いで5番目に多く、16歳389人、15歳383人。

戦時下、国民学校を卒業した少年らが勤労動員で工場に勤めていたことが関係するとみられる。





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